看護師が仕事で抱えやすいストレス

職場の対人関係や勤務体制が原因となって、ストレスを感じる看護師は多い。対人関係のストレスは、先輩や同僚の看護師ばかりではない。医師や患者からストレスを感じるケースもある。中には、セクハラやパワハラを受けることもあるので要注意だ。そのようなストレスが溜まったままだと、仕事に悪影響が出る。早めに上司に相談して、適切な処置を行ってもらう必要がある。配置転換を希望したり、対人関係に有効なマニュアルを教えてもらったりすれば、ストレスを軽減できる。日本看護協会には看護師の相談窓口があるので、積極的に問い合わせてみるべきだろう。

また、適度なストレス解消をすることも大切だ。食事をしながらおしゃべりをしたり、感動できる映画を観たりして、リフレッシュすることが大事だ。長い勤務時間や不規則なシフトも、ストレスの原因になる。早めに疲労回復をするために、湯船にじっくり浸かったり、栄養価が高い食事を取ったりして、心身のバランスを整えよう。休日に散歩や音楽鑑賞を行い、リフレッシュする方法も効果的だ。

もしも心身に不調を感じた場合には、勤務時間やシフトの変更を申し出るといい。ほかの看護師も同じようにストレスを感じている可能性もあるため、職場全体で勤務体制を見直せば、働きやすい状態に改善できる。

なお、勤務時間やシフトの改善が不可能な場合、転職活動を検討するのも手だ。看護師は求人の件数が多いので、理想的な職場が見つかりやすい。夜勤や残業のない非正規の求人もあるので、検討してみるといいだろう。